宿敵、村上中との対戦。予選リーグでは同じグループで勝ったものの力はほぼ互角と思われる。
晴天で強風の中、9時に村上中のキックオフでゲーム開始。
大和田中は風上からの攻撃。
今日も俺はボランチで先発するものの体が重く、思うように動けない。
キックオフのボールを村上中が最終ラインでボールを回している所を
(おかべ)先輩が早い寄せを行い、ボールを奪った。
いきなりのチャンス到来でキーパーも少し前に出てきていたので
ミドルシュートを放つがわずかにクロスバーの上を超えた。
開始1分の大和田中のファーストシュート。
大和田中は風上を利用した攻撃。
何度と無く、相手でフェンダーの裏に抜け出し、
キーパーとの1対1の形を作るもののシュートが入らない。
ゲームも中盤を迎え、両チーム一進一退のゲーム展開。
しかし俺の体の重さは変わらず、前半20分にベンチに下げられる。
その後直ぐに大和田中にチャンスが訪れる。
大和田中が右からのコーナーキックを(おおつ)先輩がドンピシャの
ヘディングで先制点のゴールを決める。
断然、大和田中の雰囲気が盛り上がる。
が前半はこのまま1-0で折り返し。
後半、大和田中は風下からの攻撃となる。
幸いな事に俺を後半の頭から再度、起用してくれた。
が、期待にこたえられず、中盤にベンチに下げられ以降、俺の出番はなかった。
後半開始10分、村上中に同点シュートを決められる。
ここから両チームタフな激戦が繰り広げられる。
22分、村上中のペナルティーキックから追加点を与えてしまい
逆にリードを許してしまう。(1-2)
24分、大和田中が左からの攻撃で同点に追いつく。(2-2)
そろそろゲームも終盤で延長戦かという時に、
自陣ペナルティエリア内で大和田中がファウルを侵し、
PKとなり確実に決められてしまう。(2-3)
もうこれまでかと思ったが、
得点を取りに行く為の攻撃型フォーメーションに変更し、
試合終了間際(29分)に奇跡のゴールで
再度、同点に追いつく(3-3)。
その後、タイムアップで3-3の引き分けで延長戦に突入する。
延長戦は7分ハーフ位だった。
俺はそのままベンチで控え。
延長戦前半は風上で攻めるも得点にならず。
延長戦後半、終了1分前にリードを許すゴールを決められてしまう。
同点に追いつく為にリスタートを早くし、攻撃を急いだあまり、ミスからもう1点失い、
決定的な2点差となり試合終了となった。
本大会は準優勝で終了となった。
残念な事は、俺はこのゲームに力を発揮できなかった事である。
しっかり反省し新チームに活かせればと思う。